- ぺぺコインの執筆時点の価格と、過去最高値からどれくらい下がっているか
- 今後の価格を左右する要因と、1円に届くために必要な規模
- BITPOINTの取扱廃止を含む、投資する前に知っておきたいリスク
- 国内でぺぺコインを買える取引所と、買うまでの流れ
ぺぺコイン(PEPE)は、カエルのキャラクターのネットミームから生まれた暗号資産(仮想通貨)です。2024年12月に過去最高値をつけたあと値下がりが続き、執筆時点(2026年9月中旬)の価格は最高値から約88%下落しています。
「ここから持ち直すの?」「このまま下がり続けるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
先にお伝えすると、ぺぺコインの将来の価格を言い当てることは誰にもできません。そのかわり、価格が何によって動くのか、今どこにいるのか、買うならどんなリスクがあるのかは、データで整理できます。
この記事では、執筆時点の価格と基本データ、今後の価格を左右する要因、1円に届くために必要な規模、そして国内で買える取引所までを順番に解説します。なお、国内取引所のBITPOINTは2026年10月28日にぺぺコインの取扱いを終了する予定なので、保有している方は「リスク」の章もあわせて確認してください。
ぺぺコイン(PEPE)とは?現在の価格と基本データ

ぺぺコインは、ネットミームとして広まったカエルのキャラクター「Pepe the Frog」をモチーフにしたミームコインです。ミームコインとは、ネット上の流行やキャラクターをモチーフにした暗号資産のことで、決済や特定のサービスで使うための実用性よりも、話題性やコミュニティの盛り上がりで価格が動きやすいのが特徴です。
まずは、執筆時点の基本データを確認しておきましょう。
| 項目 | データ(執筆時点:2026年9月中旬) |
| 名称・ティッカー | ぺぺ(PEPE) |
| 価格 | 約0.00053円(約0.0000035ドル) |
| 過去最高値 | 約0.00437円(2024年12月9日) |
| 時価総額 | 約2,213億円(暗号資産の中で50位) |
| 供給量 | 約413.8兆枚 |
| ブロックチェーン | イーサリアム |
| コントラクトアドレス | 0x6982508145454ce325ddbe47a25d4ec3d2311933 |
「1枚あたり0.00053円」と聞くと、とても安く感じますよね。ただ、価格が小さいのは発行枚数が約413.8兆枚と非常に多いからで、「安いから上がりやすい」という意味ではありません。この点は、あとの「1円になる?」の章で詳しく見ていきます。
発行時の仕組みと、その意味
暗号資産の価格データサイトCoinMarketCapは、ぺぺコインの発行時の仕組みを次のように説明しています。
- 発行上限の93.1%を分散型取引所Uniswapの流動性プール(売買のために資産を預けておく場所)に入れ、預けた証明にあたるLPトークンはバーン(二度と使えない状態に)された
- 発行に使ったコントラクト(プログラム)は、誰も管理していないアドレスに送られた
- 売買のたびに自動で差し引かれる「取引税」を設けていない
これらは、発行した側があとから供給量やルールを変えにくくするための設計の話です。ここで注意したいのは、価格が下がりにくくなる仕組みではないということです。実際、ぺぺコインは最高値から約88%下落しています。
また、「取引税がない」というのはトークンの設計上の話です。国内の取引所で売買するときの手数料やスプレッド(買値と売値の差)はかかりますし、利益が出れば日本の税金もかかります。
ナビゲーター「取引税ゼロ=税金も手数料もかからない」と受け取ってしまいがちですが、まったく別の話なので気をつけてくださいね。
ぺぺコインのこれまでの価格推移
ぺぺコインの価格は、2023年の登場から2024年12月にかけて大きく上がり、その後大きく下がっています。流れを時系列で整理します。
| 時期 | できごと |
| 2023年4〜5月 | イーサリアム上で登場し、短期間で価格が急上昇 |
| 2024年12月9日 | 過去最高値 約0.00437円 |
| 2026年9月中旬(執筆時点) | 約0.00053円(約0.0000035ドル)。最高値から約88%下落 |
最高値から約88%の下落というのは、最高値のときに1万円分買っていた場合、執筆時点では約1,200円の価値になっているということです(手数料・スプレッドを含まない概算)。
ミームコインは、話題になったときの上がり方が大きい分、話題が落ち着いたときの下がり方も大きくなりやすい資産です。「過去に大きく上がった」という事実だけで判断せず、下がった局面も含めて値動きを見ておくことが大切です。
ぺぺコインの将来性|今後の価格を左右する4つの要因
結局、上がるのか下がるのか、はっきり知りたいですよね。ただ、ぺぺコインは企業の株のように売上や利益から価値を測ることができません。そのため、将来の価格は次の4つの要因に大きく左右されます。
要因1:暗号資産市場全体の流れ
ぺぺコインの価格は、ビットコインをはじめとする暗号資産市場全体の動きに引っ張られやすい傾向があります。市場全体に資金が集まる局面ではミームコインにもお金が流れやすく、反対に市場全体が下がる局面では、値動きの大きいミームコインほど下げ幅も大きくなりがちです。
要因2:SNSでの話題性とコミュニティの熱量
ミームコインの価格を支えているのは、実用性よりも「どれだけ多くの人が関心を持っているか」です。SNSで話題になったり、著名人が言及したりすると短期間で価格が動くことがあります。逆に言えば、関心が薄れると買い手が減り、価格を支えるものがほとんどなくなります。
要因3:取引所での取扱いの増減
「どこで買えるか」も需要に影響します。国内でも、ぺぺコインの取扱状況は次のように変わってきました。
- 2025年1月9日:OKJが取扱いを開始
- 2025年5月13日:コインチェックが取扱いを開始
- 2026年10月28日:BITPOINTが取扱いを終了する予定(2026年9月4日発表)
取扱いが増えれば買える人が増え、取扱いが終われば買える場所が減ります。取引所の判断ひとつで売買の環境が変わるのも、ミームコインを持つうえで押さえておきたい点です。
要因4:ほかのミームコインとの資金の奪い合い
ミームコインは次々と新しい銘柄が登場します。話題の中心が新しいミームコインに移ると、資金もそちらへ移りやすくなります。ぺぺコインが今後も注目を集め続けられるかは、ほかのミームコインとの関係にも左右されます。
ナビゲーター4つとも「ぺぺコインの中身」ではなく「周りの環境」の話なんですよね。だからこそ、将来の価格を断言できる人はいないんです。
ぺぺコインは1円になる?価格予想の見方と1万円分の試算
結論からお伝えすると、ぺぺコインが1円に届くのは、執筆時点の規模からは極めて遠い水準です。理由は、次の計算で確認できます。
1円に届くには時価総額 約414兆円が必要
暗号資産の時価総額は「価格×供給量」で決まります。ぺぺコインの供給量は約413.8兆枚なので、1枚1円になると、時価総額は次のようになります。
1円 × 約413.8兆枚 = 約414兆円
執筆時点の時価総額:約2,213億円
2つの数字を並べると、規模の差がよくわかりますよね。なお、この計算は供給量が今後も約413.8兆枚のまま変わらないことを前提にしています。
年別の価格予想をどう読むか
ネット上には「2027年には◯円」「2030年には◯円」といった年別の価格予想が多くあります。こうした予想を目にしたときは、次の点を確認してみてください。
- 予想の根拠が書かれているか(過去の上昇率をそのまま延ばしただけになっていないか)
- サイトによって数字に大きな開きがないか
- 上がる場合だけでなく、下がる場合の見通しも示されているか
- 予想を出している側が、読者が買うことで手数料や紹介料などの利益を得る立場にないか
価格予想は「そうなるかもしれない可能性のひとつ」にすぎません。予想の数字を目標にして買うのではなく、下がったときに自分がどう行動するかを先に考えておくほうが、結果的に大きな失敗を避けやすくなります。
1万円分買った場合の枚数と、値動きごとの評価額
「少額ならどれくらい買えるの?」という疑問にもお答えしておきます。執筆時点の価格(約0.00053円)で1万円分買うと、約1,900万枚になります。
その後の値動きによって、評価額は次のように変わります。
| 価格の動き | 1枚あたりの価格 | 1万円分の評価額 |
| 半分のさらに半分になった | 約0.00013円 | 約2,500円 |
| 半分になった | 約0.00027円 | 約5,000円 |
| 変わらなかった | 約0.00053円 | 約1万円 |
| 2倍になった | 約0.00106円 | 約2万円 |
ぺぺコインは実際に最高値から約88%下がった銘柄です。「半分」「半分のさらに半分」の行は、実際に起こりうる想定です。
ドージコイン・柴犬コインとの違い
ミームコインの代表的な銘柄には、ぺぺコインのほかにドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)があります。3つの違いを簡単に整理します。
| 項目 | ぺぺコイン | ドージコイン | 柴犬コイン |
| モチーフ | カエルのキャラクター | 柴犬 | 柴犬 |
| トークンが発行されたブロックチェーン | イーサリアム | 独自のブロックチェーン | イーサリアム |
ぺぺコインはイーサリアム上で発行されたトークンで、柴犬コインも同じくイーサリアム上で発行されています。ドージコインと柴犬コインには、決済での利用や関連サービスなど、それぞれ別の特徴があります。
ドージコインと柴犬コインの違いは、次の記事で詳しく比べています。

それぞれの銘柄について知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。


ぺぺコインに投資する前に知っておきたいリスク
ぺぺコインを買うかどうかを決める前に、次の5つのリスクを確認しておきましょう。
値動きが非常に大きい
ぺぺコインは、最高値から約88%下落した実績があります。ビットコインなどの主要な暗号資産と比べても値動きが大きいため、なくなっても生活に困らない余剰資金の範囲で考えることが基本です。買う前に「いくらまで下がったら売るか」を決めておくと、値動きに振り回されにくくなります。
取引所での取扱いが終わることがある(BITPOINTの例)
BITPOINTは2026年9月4日、ぺぺコインを含む6銘柄の取扱いを廃止すると発表しました。BITPOINTでぺぺコインを持っている方は、次の日程を確認してください。
| 日時 | 内容 |
| 2026年9月4日(金)〜 | ぺぺコインの出金サービスを開始 |
| 2026年10月7日(水)16:00 | 購入の停止 |
| 2026年10月28日(水)13:00 | 売却・出金の最終期限、取扱廃止 |
| 2026年11月中(目処) | 残っているぺぺコインを売却し、日本円で口座に付与 |
BITPOINTで持っているぺぺコインの扱いは、次の3つのどれかになります。
- 10月28日13:00までにBITPOINTで売却する
- 10月28日13:00までに、ほかの取引所や自分のウォレットへ出金する
- 何もしない場合は、11月中を目処にBITPOINTが売却し、日本円で口座に付与される(売却の時期と方法はBITPOINTが決めるため、受け取る金額は変わることがあります)
ナビゲーター出金する場合は、送り先がぺぺコインの受け取りに対応しているか、送るネットワークが合っているかを必ず事前に確認してください。ここを間違えると、送った資産が戻らなくなることがあります。
価格が話題性に左右されやすい
ぺぺコインには、決済や特定のサービスでの利用といった、価格を下支えする実用面がほとんどありません。価格は人々の関心の大きさに左右されるため、話題が落ち着くと価格が戻らないまま推移する可能性もあります。
偽サイト・偽トークン・SNSの勧誘に注意
人気のあるミームコインには、名前やロゴを似せた偽のトークンや、公式を名乗る偽サイト・SNSアカウントが現れがちです。ぺぺコインの公式サイトは執筆時点で表示されない状態なので、「公式」をうたうサイトやアカウントからの案内には特に慎重になってください。
国内取引所の中で売買する限り、トークンそのものが偽物というリスクは小さくなります。ただし、偽サイトや偽アプリ、SNSでの「必ず上がる」といった勧誘は取引所の利用者にも届きます。ウォレットに送ったり受け取ったりするときは、基本データの表にあるコントラクトアドレスと一致しているか、送金先の取引所の公式の案内でもあわせて照合しましょう。
利益が出たら税金がかかる
ぺぺコインを売って利益が出た場合は、税金の対象になります。国税庁は、暗号資産の取引で生じた利益について次のように示しています。
暗号資産取引により生じた利益は、所得税の課税対象になり、原則として雑所得(その他雑所得)に区分されます。
出典:国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」
暗号資産の税金の仕組みや制度の見直しについては、ビットコインを例に次の記事で解説しています。

ぺぺコインを買える国内取引所と買い方
取引所ってたくさんあるけど、結局どこで買えるの?と思いますよね。執筆時点で、各社の公式情報でぺぺコインの取扱いを確認できた国内取引所は次のとおりです。
| 取引所 | ぺぺコインの取扱い(2026年9月中旬時点) | 取扱開始 |
| コインチェック | 取扱中(取引所で売買可能) | 2025年5月13日 |
| OKJ | 取扱中(取引所で売買可能) | 2025年1月9日 |
| BITPOINT | 2026年10月28日13:00に取扱廃止予定(購入は10月7日16:00まで) | — |
ここでいう「取引所」とは、利用者同士が価格と数量を出し合って売買する板取引のことです。取引所ごとの手数料や最低注文数量は変わることがあるため、注文の前に各社の公式サイトで確認してください。
コインチェックでぺぺコインを買う流れ
コインチェックは、画面のわかりやすさを強みとする、初めて暗号資産を買う方向けの取引所です。2025年5月13日に販売所・取引所でぺぺコインの取扱いを始めており(コインチェック発表)、執筆時点では取引所の取扱銘柄一覧にぺぺコインが掲載されています(コインチェック公式FAQ)。
販売所で買えるかどうかや、つみたての対象になっているかは変わることがあるため、使いたい場合は公式サイトで最新の対象銘柄を確認してください。
OKJでぺぺコインを買う流れ

OKJは、取引量に応じて手数料が変わる仕組みや、チャート分析ツールが使える点が特徴で、ある程度取引に慣れた方に向いた取引所です。OKJは2025年1月9日に、取引所・販売所・積立・入出庫の4つのサービスでぺぺコインの取扱いを始めました(OKJ発表)。

執筆時点(2026年9月中旬)でも、OKJの取引所ではぺぺコインの売買が行われています。取引所で買う流れは次のとおりです。
OKJの取引所でのぺぺコインの取引量は多くないため、その時点の価格で売買する注文(成行注文)では、想定より高い価格で買うことになる場合があります。価格を指定して注文するほうが安心です。
販売所や積立を使いたい場合は、現在の対象銘柄をOKJの公式サイトで確認してください。
ナビゲーターぺぺコインだけに集中するより、ビットコインやイーサリアムなどの主要な銘柄を中心にして、ミームコインは少額にとどめるという考え方もありますよ。
よくある質問
- ぺぺコインは今後上がりますか?
-
将来の価格を予測することはできません。ぺぺコインの価格は、暗号資産市場全体の流れ、SNSでの話題性、取引所での取扱いの増減、ほかのミームコインとの資金の奪い合いに大きく左右されます。執筆時点(2026年9月中旬)では、過去最高値から約88%下落した水準です。
- ぺぺコインは1円になりますか?
-
供給量が約413.8兆枚あるため、1円に届くには時価総額が約414兆円必要です。執筆時点の時価総額は約2,213億円なので、現在の規模からは極めて遠い水準です。
- 国内でぺぺコインを買える取引所はどこですか?
-
執筆時点では、コインチェックとOKJの取引所で売買できることを各社の公式情報で確認しています。BITPOINTは2026年10月28日13:00に取扱いを廃止する予定で、購入は10月7日16:00に停止されます。
- BITPOINTで持っているぺぺコインはどうなりますか?
-
2026年10月28日13:00までに売却するか、出金する必要があります。何もしない場合は、11月中を目処にBITPOINTが売却し、日本円で口座に付与される予定です。出金する場合は、送り先が受け取りに対応しているかとネットワークを必ず確認してください。
- ぺぺコインはなぜ生まれたのですか?
-
ネットミームとして広まったカエルのキャラクター「Pepe the Frog」をモチーフに、ミーム文化を楽しむ暗号資産として生まれました。決済などの実用性よりも、話題性やコミュニティの盛り上がりで価格が動く銘柄です。
まとめ
ぺぺコイン(PEPE)の将来性と今後について、ポイントを振り返ります。
- 執筆時点(2026年9月中旬)の価格は約0.00053円で、過去最高値から約88%下落している
- 価格は、市場全体の流れ・話題性・取引所での取扱い・ほかのミームコインとの関係に左右される
- 1円に届くには時価総額 約414兆円が必要で、執筆時点の約2,213億円からは極めて遠い
- 国内ではコインチェックやOKJの取引所で買える(執筆時点で確認)。BITPOINTは2026年10月28日に取扱廃止予定
- 利益が出たら税金がかかる(暗号資産の利益は原則として雑所得)
ぺぺコインは、大きく上がることもあれば、大きく下がることもある銘柄です。買うかどうかを決める前に、「下がったときにいくらまでなら受け止められるか」を先に決めておきましょう。そのうえで、余剰資金の範囲で付き合い方を考えてみてください。
この記事が、ぺぺコインと落ち着いて向き合うための地図になれたら嬉しいです。

