ビットコインの終わりの日はいつ?2140年問題と暴落リスクを徹底解説

ビットコインの終わりの日はいつ?2140年問題と暴落リスクを徹底解説

「ビットコインに、終わりの日は来るのだろうか?」

ニュースで暴落の文字を見るたびに、胸がざわつく。SNSを開けば「ビットコインは終わった」の文字が目に飛び込んでくる。2025年10月には1,800万円台の最高値を記録したビットコインが、2026年3月には1,100万円台まで調整。「やっぱり、いつか終わるんじゃないか」。そんな不安を抱えてこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

その気持ち、痛いほどわかります。

私自身、かつてFXで感情に任せたトレードを繰り返し、資金を大きく減らした経験があります。含み損の数字がどんどん膨らんでいくのを見ながら、「もう投資なんて終わりだ」と本気で思いました。スマホの画面を閉じては開き、閉じては開き。あの時の私にとって、投資の「終わりの日」はまさに目の前にありました。

でも、その「終わり」から再起できたのは、ビットコインとドルコスト平均法に出会ったからです。感情を排除して、毎月コツコツと積み立てる。それだけで投資との向き合い方がまるで変わりました。

この記事では、「ビットコインの終わりの日」の正体を徹底的に解説します。結論から言えば、「終わりの日」には2つの全く異なる意味があり、どちらも即座にビットコインの終わりを意味するわけではありません。この記事を最後まで読んでいただければ、漠然とした不安が「具体的な理解」に変わり、冷静な判断ができるようになるはずです。

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自己紹介

投資スタイルはドルコスト平均法をメインでコツコツ派です。無理なく継続出来る投資が好きです。

記事内容は投資初心者の頃の気持ちを忘れずに執筆しています。

お仕事の依頼・ご相談はお問い合わせからお待ちしております。

目次

そもそも「ビットコインの終わりの日」とは何か?

ビットコインの終わりの日について考える眼鏡をかけたビジネスマンと価格下落チャートや警告表示されたサーバー機器などの仮想通貨に関する複数の要素を描いたイラスト

「ビットコインの終わりの日」と聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?ビットコインの価格がゼロになる瞬間?それとも、何か技術的な限界が来てシステムが止まる日?

実は、この「終わりの日」という言葉に公式な定義は存在しません。しかし、この言葉が使われる文脈を整理すると、2つの全く異なる意味に分かれることがわかります。そしてこの2つを混同してしまうことこそが、多くの人の不安の原因になっています。

「終わりの日」には2つの意味がある

仮想通貨の終わりの日には2つの意味があることを示す図解で、左に2140年の技術的終了を表す砂時計とビットコイン、中央に眼鏡をかけた男性、右に暴落による市場的終了を表すスマートフォンの値動きグラフが描かれている

「ビットコインの終わりの日」は、大きく分けて以下の2つの意味で使われています。

スクロールできます
種類内容時期
①技術的な終わり発行上限2,100万BTCに到達し、マイニングのブロック報酬がゼロになる日2140年頃
②市場的な終わりビットコインの価格が暴落し、事実上無価値になること不定(暴落のたびに話題に)

この2つは、本質的にまったく別の問題です。①はビットコインの設計に組み込まれた予定通りのイベント。②は市場の需給バランスや外部要因による価格変動の話。にもかかわらず、「終わりの日」という同じ言葉でまとめられてしまうため、不安が余計に大きくなってしまうんですね。

ナビゲーター

ここが大事なポイントです。「終わりの日」の正体を知ることで、漠然とした不安が「具体的な2つの問い」に変わります。問いが具体的になれば、答えも見つけやすくなりますよ。

なぜ「終わりの日」が話題になるのか?

眼鏡をかけたスーツ姿の男性が暗号資産の価格下落チャートをスマートフォンで確認し焦る様子と終わりの日が話題になる理由を解説する動画のサムネイル画像

ビットコインの「終わりの日」が定期的に話題になる理由は、主に3つあります。

まず、価格が暴落するたびにSNSで「ビットコインは終わった」がトレンド入りすること。人間は損失を利益の約2倍強く感じるという心理的な傾向(プロスペクト理論)があり、暴落時には恐怖が一気に広がります。

次に、半減期に関するニュースです。「マイニング報酬が半分になった」「いずれゼロになる」と聞くと、「ビットコインの仕組みが維持できなくなるのでは?」という疑問が自然に湧いてきます。

そして、メディアのセンセーショナルな見出し。「ビットコイン崩壊」「仮想通貨バブル終焉」といった強い言葉は注目を集めやすく、冷静な分析よりもインパクト重視の記事が拡散されやすい構造があります。

私自身、FXで資金を大きく減らした時、「投資は終わった。もう二度とやらない」と心の底から思いました。夜中に布団の中でスマホを開いて含み損を確認しては、そっと画面を閉じる。あの「終わった感覚」を知っているからこそ、ビットコインの暴落を見て不安になる気持ちがよくわかります。

でも、あの時の「終わり」は本当の終わりではありませんでした。正しい知識と方法を身につけることで、投資との向き合い方は変えられる。これは私の実体験から断言できます。

ビットコインの「技術的な終わりの日」は2140年に来る

ビットコインの発行上限2100万枚と2140年の技術的な終わりの日を説明する眼鏡をかけたスーツ姿の男性と仮想通貨の図解

まずは1つ目の「終わりの日」、つまり発行上限に到達する日について見ていきましょう。これはビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトが、最初からプログラムに組み込んだ「予定されたイベント」です。

発行上限2,100万BTCに達するまでの仕組み

ビットコインの発行上限2100万BTCと半減期の仕組みを説明する図表とビジネスマン

ビットコインのネットワークでは、約10分に1つの「ブロック」が生成されます。マイナー(採掘者)はこのブロックを生成する作業の報酬として、新規のビットコインを受け取ります。これが「マイニング報酬」です。

ここで重要なのが「半減期」という仕組み。21万ブロックが生成されるごとに(約4年周期)、マイニング報酬が半分に減ります。

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半減期ブロック報酬
1回目2012年50BTC → 25BTC
2回目2016年25BTC → 12.5BTC
3回目2020年12.5BTC → 6.25BTC
4回目2024年6.25BTC → 3.125BTC
5回目(予定)2028年3.125BTC → 1.5625BTC
33回目2140年頃報酬 → ほぼゼロ

33回目の半減期を迎える2140年頃に、ビットコインの発行総量は上限の2,100万BTCに到達します。つまり、それ以降は新しいビットコインが一切発行されなくなるわけです。

ナビゲーター

2140年って、今から100年以上先の話なんですよね。現在の投資判断に直接影響する問題ではないことを、まず押さえておいてください。

ここで覚えておきたいのは、この仕組みは「想定外の事態」ではないということです。サトシ・ナカモトがビットコインを設計した時点で、最初から組み込まれた仕様なのです。いわば、ビットコインの「設計図通り」の出来事です。

発行上限に達してもビットコインが「終わらない」理由

発行上限に達してもビットコインが終わらない理由を説明する眼鏡をかけた男性と仮想通貨の図解イラスト

「マイニング報酬がゼロになったら、マイナーがいなくなってネットワークが維持できなくなるのでは?」

この疑問は非常にもっともです。しかし、結論から言えば、発行上限に達してもビットコインが終わる可能性は低いと考えられています。

その理由は、マイニング報酬の構造にあります。実は、マイナーが受け取る報酬は「ブロック報酬」と「トランザクション手数料」の2本立てなのです。

  • ブロック報酬:新規発行されるビットコイン → 2140年にゼロになる
  • トランザクション手数料:ビットコインの送金時にユーザーが支払う手数料 → 永久に残り続ける

ブロック報酬がゼロになっても、トランザクション手数料はビットコインが使われ続ける限り発生します。ビットコインの利用が今後さらに拡大すれば、手数料収入だけでもマイナーを十分に維持できる可能性があるのです。

わかりやすく例えるなら、金(ゴールド)のようなものです。地球上の金の埋蔵量には限りがありますが、だからといって金の価値がなくなったりはしません。むしろ、「もうこれ以上増えない」という希少性こそが、金の価値を支えているのです。ビットコインも同じ構造を持っています。

ナビゲーター

発行上限に達することで希少性がさらに高まり、むしろ価値が上がる可能性もあるんです。「終わりの日」が来るからといって、慌てる必要はありませんよ。

さらに、ビットコインには「難易度調整メカニズム」が備わっています。仮にマイナーの一部が撤退しても、マイニングの難易度が自動的に下がることで、残ったマイナーでもブロック生成を維持できるようになっています。ネットワークが自己修復する仕組みが最初から組み込まれているのです。

価格暴落=ビットコインの「終わり」ではない

ビットコインの価格暴落と今後の見通しを分析する眼鏡をかけたビジネスマンとスマートフォンの価格チャート画面

次に、2つ目の「終わりの日」、つまり価格暴落によるビットコインの価値喪失について考えてみましょう。これは多くの人にとって、より身近で切実な不安だと思います。

過去の「終わった」宣言とその後の復活

仮想通貨の終了宣言から復活までの歴史を示す図解とビジネスマンのイラスト

ビットコインの歴史を振り返ると、「もう終わりだ」と言われた回数は数えきれません。しかし、その「終わり」の後に何が起きたかを見ると、景色がまったく違って見えてきます。

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出来事下落幅その後
2014年マウントゴックス事件約50%下落回復し、2017年に最高値更新
2018年バブル崩壊約80%下落回復し、2020年末に最高値更新
2020年3月コロナショック一時40万円台まで下落その後600万円超に上昇
2022年FTX破綻200万円台に下落2024年に1,000万円突破
2025年10月〜最高値からの調整1,800万円台→1,100万円台2026年3月時点で推移中

どうでしょうか。暴落のたびに「終わった」と言われながら、ビットコインは毎回そこから復活し、最高値を更新してきました。

ここで特に注目してほしいのは、ビットコインのネットワークは一度も停止していないという事実です。価格がどれだけ下がっても、ブロックチェーンは約10分ごとに新しいブロックを生成し続けています。価格の暴落は、あくまで「市場参加者の感情の揺れ」であり、ビットコインという仕組み自体の崩壊ではないのです。

ナビゲーター

暴落するたびに「終わった」と叫ぶ人がいますが、ビットコインのネットワークは一度たりとも止まっていません。価格と仕組みは別物です。ここを混同すると判断を誤ります。

暴落時にパニックにならないための指標

暗号資産の暴落時にパニックにならないための恐怖指数を示す画面と価格チャートを見つめる眼鏡をかけた投資家の男性

暴落時に冷静でいるのは、正直言って簡単ではありません。私もFX時代は含み損を見るたびに胃がキリキリしていました。しかし、感情ではなくデータに基づいて判断する習慣を身につけることで、暴落との向き合い方は大きく変わります。

おすすめの指標の一つが、Fear and Greed Index(恐怖と強欲指数)です。これは市場のセンチメント(投資家の感情)を0〜100の数値で表したもので、0に近いほど市場が恐怖に支配されている状態、100に近いほど強欲(過熱)状態を示します。

  • 0〜24:Extreme Fear(極度の恐怖)→ 歴史的には買い場であることが多い
  • 25〜49:Fear(恐怖)→ 市場が弱気に傾いている状態
  • 50〜74:Greed(強欲)→ 市場が強気で加熱し始めている
  • 75〜100:Extreme Greed(極度の強欲)→ バブルの兆候、注意が必要

「みんなが恐怖で売っている時こそ買い時」という格言がありますが、Fear and Greed Indexはその「みんなの恐怖度」を可視化してくれるツールです。

もちろん、この指標だけで投資判断をするべきではありません。しかし、SNSの「終わった」「もう無理」という声に流されそうになった時、客観的な数値を見ることで冷静さを取り戻すことができます。

私自身、SNSのインフルエンサーが「この銘柄は絶対上がる!」と言っていたのを真に受けて株を買い、見事に高値掴みで大損した経験があります。あの時から、他人の感情的な発信ではなく、自分で調べたデータを信じると決めました。この姿勢は、ビットコイン投資でも同じです。

ビットコインの今後の見通しについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

それでも存在する「本当のリスク」4つ

ひび割れたビットコインと危険を示す雲や雷のイラストを見つめる眼鏡をかけたスーツ姿の男性と本当の危険4つのテキスト

ここまで「ビットコインは終わらない」という方向で話を進めてきましたが、リスクがゼロだとは決して言いません。投資に「絶対」はありませんし、リスクを隠して楽観論だけを並べる記事は信用できません。

ここからは、ビットコインが本当に「終わる」可能性があるとすれば、どんなシナリオが考えられるのかを正直にお伝えします。

①量子コンピュータの脅威

量子コンピュータの脅威と耐量子暗号への移行準備を説明する図解で中央にスーツ姿の男性が本とスマートフォンを持ち左側に回路基板と暗号化プログラムコード右側に南京錠からデジタル錠へ移行する矢印とビットコインマークを配置した解説画像

ビットコインのセキュリティは、現在のコンピュータでは解読が事実上不可能な暗号技術によって守られています。しかし、量子コンピュータが実用レベルに達すれば、この暗号を突破してビットコインの秘密鍵を推測できる可能性が理論的には指摘されています。

ただし、ここで押さえておきたいポイントがあります。

  • 現時点の量子コンピュータは、ビットコインの暗号を破れるレベルにはまったく達していない
  • 実用化には10年〜20年以上かかるとされている
  • ビットコインの開発コミュニティは、すでに耐量子暗号(ポスト量子暗号)への移行を検討している
  • 量子コンピュータの脅威はビットコインだけの問題ではなく、銀行システムやインターネット全体にも及ぶ

つまり、量子コンピュータは「将来の課題」ではあっても、「今日明日にビットコインが破られる」という話ではありません。対策の時間は十分にあると考えられています。

②各国の規制強化リスク

各国の仮想通貨規制の違いを説明する図解で眼鏡をかけたビジネスマンが中国の禁止・米国の承認・日本の育成方針を示している

各国政府の規制方針によっては、ビットコインの利用が制限される可能性があります。実際に中国は2021年に暗号資産の取引とマイニングを全面的に禁止しました。

しかし、ここでも事実を冷静に見てみましょう。

  • 中国が全面禁止した後も、ビットコインは成長を続けている
  • 米国は2024年にビットコイン現物ETFを承認し、むしろ保有の方向に舵を切っている
  • 米国では「戦略的ビットコイン備蓄」が議論・実施されている
  • 日本は金融庁の登録制度で規制を整備しつつ、市場を育成する方向で動いている

世界最大の経済大国であるアメリカが「ビットコインを保有する」方向に動いている事実は、「規制で終わる」シナリオの可能性をかなり低下させています。

③競合暗号資産の台頭

ビットコインと金の共存関係や役割の違いを説明する眼鏡をかけたビジネスマンと暗号資産の台頭を示す図解

イーサリアムをはじめとする他の暗号資産が、ビットコインの地位を脅かすのではないかという懸念もあります。特にスマートコントラクト機能を持つ暗号資産は、ビットコインにはない柔軟性を備えています。

しかし、ビットコインと他の暗号資産は、そもそも「役割」が異なります

  • ビットコイン:「デジタルゴールド」。価値の保存手段としてのポジション
  • イーサリアム等:「プラットフォーム」。分散型アプリケーション(dApps)の基盤

金とテクノロジー企業の株式を比べて「どちらが優れているか」と議論しても意味がないのと同じで、ビットコインと他の暗号資産は競合というよりも共存の関係にあります。

④マイナーの離脱リスク

仮想通貨マイニングの離脱リスクを説明する眼鏡をかけたビジネスマンと採掘機器や安定稼働を示す図解イラスト

半減期ごとにマイニング報酬が減少するため、採算が合わなくなったマイナーが撤退するリスクがあります。マイナーがいなくなれば、ビットコインのネットワークは維持できません。

しかし、ビットコインには先ほど触れた「難易度調整メカニズム」があります。マイナーが減ればマイニングの難易度が下がり、少ない計算力でもブロック生成が可能になります。逆にマイナーが増えれば難易度が上がり、安全性が高まります。

過去4回の半減期でも、報酬減少によるマイナー離脱→難易度調整→ネットワーク安定化、というサイクルが正常に機能してきました。このメカニズムが壊れない限り、マイナー離脱でビットコインが「終わる」可能性は低いと考えられます。

ナビゲーター

リスクはゼロではありませんが、どのリスクにも「今すぐビットコインが終わるわけではない」という共通点があります。大切なのは、リスクを知ったうえで備えることです。

むしろ「終わらない」根拠が積み上がっている

眼鏡をかけたスーツ姿の男性が金色の仮想通貨コインと上昇する矢印グラフを背景に、終わらない根拠が積み重なっていると説明する画像

リスクを正直にお伝えした次は、視点を変えてみましょう。実は2024年以降、ビットコインが「終わらない」ことを裏付ける材料が、かつてないペースで積み上がっています。

機関投資家と国家レベルの本格参入

ビットコインの世界に、いま最も大きな変化をもたらしているのが機関投資家と国家の参入です。

2024年1月、米国証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認しました。これは「ビットコインを株式のように簡単に売買できる金融商品」が公式に認められたことを意味します。

  • ブラックロック(世界最大の資産運用会社)がビットコインETFを運用し、保有量は77万BTC超
  • 2026年にはシティグループがビットコインのカストディサービス(保管サービス)を発表
  • 米国政府は約328,000BTC(約230億ドル相当)を保有(Bitcoin.com
  • 米国で「戦略的ビットコイン備蓄」が議論・実施されている
  • エルサルバドルがビットコインを法定通貨に採用

これだけの規模のプレイヤーがビットコインに資金を投入している状況で、「ビットコインが突然終わる」というシナリオは考えにくくなっています。世界最大の資産運用会社と一国の政府が、「終わるかもしれない資産」に数兆円規模の投資をするでしょうか?

ナビゲーター

個人投資家だけの時代から、機関投資家と国家が参入する時代へ。ビットコインを取り巻く環境は、過去とは根本的に変わっています。

発行上限と円安が生む「希少性×需要」の構造

発行上限と円安が生む希少性と需要の構造を解説する眼鏡をかけたスーツ姿の男性とビットコインや円のイラスト

ビットコインの価値を支えるもう一つの柱が、「希少性」です。

ビットコインの発行上限は2,100万枚。この数字はプログラムで固定されており、誰にも変更できません。日本円や米ドルは中央銀行が必要に応じて印刷できますが、ビットコインにはその仕組みがない。つまり、ビットコインはインフレしない通貨なのです。

しかも、半減期ごとに新規供給が減少していきます。需要が一定であれば、供給が減ることで価格には上昇圧力がかかります。

ここに、2022年以降続く円安トレンドが加わります。日本円の購買力が低下する中、円建てで資産を持つリスクを感じている人が増えています。ビットコインはドル建て資産として、円安に対するヘッジ(防衛手段)の役割も果たし始めているのです。

ライトニングネットワークなどの技術進化

ライトニングネットワークの技術進化を説明する画像で眼鏡をかけたビジネスマンとプログラム画面やスマホの財布アプリと暗号資産のネットワーク図が描かれている

ビットコインは「価値の保存手段」としてだけでなく、決済ネットワークとしても進化を続けています。

その代表格がライトニングネットワークです。これはビットコインのメインチェーン(本線)の外で高速・低コストの送金を可能にする技術で、少額決済にも使えるようになっています。

「保有する資産」から「実際に使えるネットワーク」へ。技術的な改善が今も続いていること自体が、ビットコインが「終わらない」ことの何よりの証拠です。なぜなら、終わるものに対して、世界中の開発者が時間と労力を投じ続けるはずがないからです。

ビットコインの長期保有(ガチホ)がどれだけの成果を出してきたか、具体的なデータで確認したい方はこちらの記事もおすすめです。

「終わりの日」に備える4つの現実的な対策

終わりの日に備える4つの現実的な対策を説明する暗号資産投資のイメージ画像で、眼鏡をかけたスーツ姿の男性の背景にビットコインや盾のマーク、グラフ、スマートフォンが描かれている

ビットコインが「終わる」可能性は低いとはいえ、未来を100%予測することは誰にもできません。だからこそ大切なのは、「終わりの日」が来ても来なくても大丈夫な体制を作っておくことです。

ここでは、私自身が実践している4つの対策をお伝えします。

①分散投資でリスクを分散する

分散投資でリスクを分散する考え方を説明する図で、眼鏡をかけたビジネスマンがタブレットを持ち、株式や金や暗号資産などの投資先を円グラフと卵のかごのたとえで示している

最もシンプルで効果的な防御策は、ビットコインだけに資産を集中させないことです。

私は現在、仮想通貨だけでなく株式、投資信託、金、プラチナにも分散投資をしています。仮に仮想通貨市場全体が大きく下落しても、他の資産クラスがクッションの役割を果たしてくれます。

「卵を一つのカゴに盛るな」という格言は、投資の世界では鉄板中の鉄板です。ビットコインの将来性を信じていても、ポートフォリオ全体でのリスク管理は怠らないでください。

②ドルコスト平均法で感情を排除する

ドルコスト平均法で感情を排除する投資方法を説明する眼鏡をかけたスーツ姿の男性と暗号資産のコインや価格チャートが描かれた解説画像

「終わりの日」を恐れている人にこそ実践してほしいのが、ドルコスト平均法(積立投資)です。毎月決まった金額を、相場がどうであろうと淡々と買い続ける。それだけです。

これは私が投資人生を立て直した方法でもあります。

FX時代の私は、チャートが上がれば興奮して買い増し、下がれば恐怖で損切りできず、ナンピンを繰り返して資金を溶かしました。感情に支配された売買の末路は、いつも同じ。口座残高の減少でした。

しかし、ドルコスト平均法に出会ってから、投資との向き合い方が根本から変わりました。価格が下がっても「同じ金額でたくさん買えるチャンス」と捉えられるようになり、暴落が怖くなくなったのです。

ナビゲーター

暗号資産は値動きが大きいからこそ、ドルコスト平均法との相性がいいんです。感情を排除して、コツコツが最強。これは私の8年間の投資経験から確信しています。

ドルコスト平均法と一括投資の違いについて、より詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。

③情報収集を習慣化する

眼鏡をかけたスーツ姿の男性と暗号資産の情報収集を習慣化する方法を示す図解で恐怖と欲の指標やチャート分析が表示されている

「終わりの日」を必要以上に恐れてしまう原因の多くは、情報不足です。正確な知識があれば、暴落のニュースを見ても「これは過去にも何度もあったパターンだ」と冷静に受け止められます。

おすすめの情報収集ルーティンは以下の通りです。

  • Fear and Greed Indexを定期的にチェックし、市場の温度感を把握する
  • 取引所の公式ブログや金融庁の発表など、一次情報を確認する
  • SNSの「絶対上がる」「もう終わり」といった感情的な発信には距離を置く

私自身、かつてSNSのインフルエンサーの発信を鵜呑みにして大損した苦い経験があります。あの失敗以来、自分で調べて納得した根拠だけを信じることを徹底しています。他人の言葉ではなく、自分の理解に基づいて判断する。これが、暴落時にもブレない投資家になるための土台です。

④レンディングで保有資産を働かせる

仮想通貨の貸出しサービスで保有資産を増やす仕組みを説明する図解とビジネスマンのイラスト

ビットコインを長期保有するなら、「ただ持っているだけ」よりもレンディング(貸暗号資産)で資産を働かせるという選択肢もあります。

レンディングとは、保有しているビットコインを事業者に貸し出し、その対価として利息を受け取るサービスです。イメージとしては、銀行に預金して利息をもらうのに近い仕組みです。

ナビゲーター

ここで注意してほしいのは、ビットコインはPoW(Proof of Work)の仕組みなので、イーサリアムのように「ステーキング」はできません。ビットコインで「預けて増やす」なら、レンディングが正しい選択肢です。

国内の代表的なレンディングサービスとしては、以下の2つがあります。

  • PBR LENDING:年利10〜12%と国内トップクラスの利回り。1年ロックのプレミアムプランもあり
  • BitLending:年利6〜10%で、最短1ヶ月から利用可能。柔軟性の高さが特徴

ただし、レンディングにはカウンターパーティリスク(貸出先の事業者が破綻するリスク)があります。元本保証ではないため、「絶対に動かさない」と決めた資産の一部だけをレンディングに回すという使い方が現実的です。

レンディングの仕組みやメリット・デメリットについて、より詳しくはこちらの記事で解説しています。

「終わりの日」を恐れるより、少額から始めることが最大の防御策

眼鏡をかけた男性が仮想通貨の少額投資について考えている様子を描いたイラストで500円からビットコインを購入できる画面と積み重なったコインが表示されている

ここまで読んでくださったあなたに、最後に一番伝えたいことがあります。

「終わりの日」を恐れて何もしないこと、それ自体が最大のリスクです。

「もしビットコインが終わったら?」と考えて動けない気持ちはよくわかります。でも、「もしビットコインが終わらなかったら?」と考えてみてください。何年後かに振り返った時、「あの時始めていれば」と後悔する未来の方が、ずっと現実的ではないでしょうか。

私が初めてビットコインを知った時、1BTCの価格を見て「500万円も持っていないから、ビットコインは買えない」と本気で思い込んでいました。恥ずかしい話ですが、1BTC丸ごと買わないといけないと勘違いしていたのです。

しかし実際に取引所の画面を開いてみたら、極端な話100円からでもビットコインが購入できることを知って驚きました。「え、そんな少額でいいの?」と、パソコンの前で思わず声が出たのを覚えています。

最初は数千円程度から恐る恐る買い始めました。正直、購入ボタンを押す時は指先がほんの少し震えていました。でも、少額だからこそ含み損が出ても冷静でいられました。もし最初から大金を投じていたら、間違いなく感情に振り回されていたと思います。

ナビゲーター

少額から始めるって、実はめちゃくちゃ賢い戦略なんです。チャートの見方、値動きの感覚、含み損との向き合い方。全部、少額だから冷静に学べました。

ビットコインは500円からでも購入可能です。「終わりの日」を恐れて立ち止まるよりも、まずは少額で一歩を踏み出してみる。体験しなければわからないことは、たくさんあります。

少額投資のメリットやデメリットについて、詳しくはこちらの記事もあわせてご覧ください。

少額から始めるなら、初心者にも使いやすい取引所を選ぼう

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まとめ:ビットコインの「終わりの日」の正体と、今あなたがすべきこと

この記事では、「ビットコインの終わりの日」の正体を2つの視点から徹底的に解説してきました。最後に、要点を整理します。

  • 「終わりの日」には2つの意味がある:①2140年頃の発行上限到達、②価格暴落による価値喪失
  • ①発行上限に達しても、トランザクション手数料がマイナーの収入源として残り、ネットワークは維持される
  • ②価格暴落は過去に何度もあったが、ビットコインは毎回復活し最高値を更新してきた
  • 量子コンピュータ・規制強化・競合通貨・マイナー離脱のリスクは存在するが、即座の脅威ではない
  • ETF承認・機関投資家参入・国家レベルの保有など、「終わらない」根拠は年々積み上がっている
  • 備えるべきは分散投資・ドルコスト平均法・情報収集・レンディングの4つ

ビットコインが「絶対に終わらない」と断言することは、誰にもできません。しかし、現時点のデータと状況を冷静に見れば、近い将来にビットコインが終わる可能性は極めて低いと判断できます。

私はかつて、FXで大金を投じて大損し、「投資は終わった」と絶望しました。でも、ビットコインとドルコスト平均法に出会い、少額からコツコツと積み立てを始めたことで、投資人生を立て直すことができました。

大切なのは、「終わりの日」を恐れて動かないことではなく、リスクを理解したうえで、少額から始め、時間を味方につけることです。

不安は知識で乗り越えられます。この記事が、あなたの投資の第一歩を支える地図になれたら嬉しいです。

私みたいに遠回りしなくていいように、この記事を書いています。

注意事項

この記事は情報提供が目的であり、特定のやり方や知識を推奨するものではありません。
記事内容には細心の注意を払っていますが、正確性や完全性、有用性を保証するものではありません。
情報を利用した結果による損害に対して、著者は責任を負いかねます。
投資に関するご判断は、ご自身の責任に基づいて行っていただけますようお願い申し上げます。

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